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TOKYOBIKE


 爽やかな秋晴れの空のもと、こいつで通勤するのはめっちゃ気持ちイイです。僕の愛車TOKYOBIKE CS plus 。

 今年の夏のある日、谷中1丁目にTOKYOBIKE Galleryがオープンしました。それまでTOKYOBIKE のレンタルと事務所を兼ねていたスペースを改装してTOKYOBIKEの販売も始めたのです。僕はこの時を待ち望んでいました。谷中発のTOKYOBIKEが地元では購入できないというのは、とても残念に思っていました。以前からTOKYOBIKEのスタッフの方々にはクラシコにご来店いただいており、一度はクラシコでのTOKYOBIKEでの展開について相談を受けたこともありました。自転車を販売するということは、中途半端な考えではできないと思っていましたので、僕ひとり通常業務で手一杯の中でそのお誘いを受けることはできませんでした。その際に、谷中での直営店の展開を考えて欲しいという僕の気持ちを伝えました。それから数ヶ月経ち、いよいよ今年の夏にオープンとなりました。
 2年程前に70年代製の中古のフランス製ロードレーサーを購入し、しばらくの間通勤していました。目黒通りにあるいかした中古自転車屋さんで購入し、そのまま北千住まで乗って帰る途中で不具合があって動かなくなってしまったり、トラブルが多くてなかなかうまく乗りこなすことができませんでした。細かい調整が必要とされる自転車は僕には向いていないと分かりました。そう思いながらも騙し騙し自転車通勤を続けていた昨年の夏のある朝、突然ぎっくり腰になってしまいました。その2年程前にもぎっくり腰を経験していたのですが、昨年夏のぎっくり腰ではかなり辛い思いを味わいました。それでも(店休日以外には)1日も休まずに通勤したのですが、さすがに自転車には乗れずに電車通勤を余儀なくされたのです。腰痛は、湿布とサポーターを腰に付けながら数ヶ月掛かって徐々に回復していきました。ロードレーサーは前傾姿勢で乗らなければならない為、腰にはかなりの負担が掛かります。腰に爆弾を抱えたままで重いデイパックを背負ってロードレーサーに乗る勇気はなかなか芽生えず、結局1年程の間自転車に乗ることはできませんでした。その間雨ざらしになっていたロードレーサーは見るも無惨な姿になってしまいました。またいつ再発するかも分からない腰痛に怯えていてはいけないと思い立って、今年の5月頃からトレーニングを開始しました。トレーニングの成果もあって、夏前には腰痛の心配もなくなる程の状態に回復しました。TOKYOBIKEがオープンしたのはそんな頃。迷うことなく購入しました(例のロードレーサーには申し訳ないのですが)。僕が購入したのは TOKYOBIKE CS mustard 。2008年に限定生産されていたモデルです。軽量かつ身体に優しいクロモリ素材は長時間のライディングでも疲れにくく、快適な乗り心地も快適です。踏み越しの軽い細いタイヤは、坂道の上り下りや停止することの多い東京都内でのライディングには最適です。ギアはシマノの高性能パーツSORAを採用した8速ギアを仕様。軽めなギア比で都会でのスピーディーな走りを実現しています。前述の中古のロードレーサーとは比較にならない程ストレスなく快適に乗っていたのですが、ひとつだけ不満に感じた点がありました。一番重いギアにシフトして走っていても、軽く感じてしまいます。変則数の多いマウンテンバイクやロードレーサーを愛用してきた僕には、物足りません。そんな素直な思いをTOKYOBIKEのスタッフの うおっち に伝えてみたところ、「チェーンリングを大きいサイズに交換すれば、あまりお金を掛けずに不満点を解消できますよ。」というアドバイスをいただきました。早速 TOKYOBIKE Galleryにて、一番大きいサイズのチェーンリングとチャーンガイド(シルバー)を注文。入荷後には早速交換していただき、僕のTOKYO BIKE CSはカスタム仕様のTOKYO BIKE CS plusになりました。今では重くなったペダルをしっかりと踏みしめながら、日々快適に通勤しています。スピード感も高まり大満足です。
 TOKYOBIKE Galleryには、しっかりとメンテナンスしてくださるスタッフがいます。購入後にTOKYOBIKEに乗ってうかがった時にも、テキパキと気持ちよく点検していただきました。よくクラシコに立ち寄ってくれる うおっち には、日々乗っている時に感じる問題点などを相談するのですが、いつも親身になって応えてくれます。TOKYOBIKEの直営店が地元にあることは、1ユーザーとしてはとても心強く感じています。そして、TOKYOBIKEのオフィスが近い内にクラシコのご近所にお引っ越ししてくることになりました。TOKYOBIKEは、ますます身近な頼もしい存在となりそうです。


 P.S. 僕のTOKYOBIKE は、谷根千ウロウロform,photo,designでもご紹介いただきました。TOKYOBIKEのホームページのトップとビズのページでは、classico前にて撮影していただいた写真が掲載されています。是非ご覧下さい!
| 23:00 |
文化の日


 11/3(火)文化の日は、祝日のため通常営業いたします。みなさまのご来店をお待ちしております。

 
 P.S.
 10/31(土)の夜、目黒CLASKAで行なわれる夜フリマに下町の仲間達が参加します! 
 詳細は加藤兄ィのブログFORM_Story of designでご覧下さい。

 TFC in 夜フリマ in CLASKA! 19:00 ~ 23:00 フリードリンク付きです!
| 18:00 |
HUGE No.063


 HUGE No.063 DECEMBER 2009  インテリア特集 " East, West, Home's Best." 作原 文子さんがスタイリングした超カッコイイ男子部屋の脇役として、 classico 自慢の名品がちょいちょい写っています。「誰かのルールよりカオスを。流行よりも自分だけの贅沢を。どんなに小さな部屋だって、自由がなければ、暮らせない」やっぱ HUGEは、いかす雑誌やな〜って思います。

 HUGE(ヒュージ)は 2008.1.7 HUGE 0532008.6.3 HUGE 058に続き、クラシコ・ブログ3回目の登場です。大活躍中のインテリア・スタイリスト 作原 文子さんがコーディネートするインテリア特集のスタイリングの中で、classicoの商品をたくさんご掲載いただきました。上の写真のページでは、先日のクラシコ・ブログでもご紹介した無印良品のスタッキング・シェルフに迫力満点・男味満載のディスプレイが展開されています。シェルフの中には無印の時と同じ針原修「流木の鳥」、李朝の木製捏ね鉢が、手前のテーブルの上にはエチオピアの木皿が写っています。ほかのページには、招き猫や樺沢美子のデミタスカップ、ALDINのトルション、古瀬戸の石皿、グアテマラのホッキーサック、平清水焼の片口など。今回も見つける楽しみがいっぱいでした。特集の最後にはBACKGROUND and SOURCESとして使用された商品の中からピックアップされた代表的なモノたちが紹介されています。下の写真の様に右にはALDINのトルションとディッシュクロス、左には古瀬戸石皿と片口が掲載されています。ほかにも興味を惹かれるモノたちばかりです。

 作原さんが掲載商品をピックアップにいらっしゃる時は、いつもあっという間です。たくさんの商品を選ぶ時にも、クラシコのあちこちからどんどん持ってきます。その迷いがない仕事ぶりが気持ちイイので、こちらも全て受け入れています。日々ショップをまわって、たくさんの商品を見ているから、どんなモノがどこにあるのかが頭の中の引き出しにたくさん詰まっているのでしょう。今回の特集では、編集EATer の柴田 隆寛さんが中心になっています。予定をオーバーしたかなりの時間を撮影に費やされた様ですが、いかした部屋を作るために楽しみながらコーディネートされている様子が、ページの中からビンビンに伝わってきます。素晴らしいッ!

 EATer の柴田 隆寛さんとスタイリストの作原 文子さんには、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。


 HUGE No.063 DECEMBER 2009 ¥700 講談社より10/24(土)本日発売です!



| 08:00 |
BERNARD ZINS

 4年目を歩むclassico、 新たなる挑戦の幕開けです。BERNARD ZINS(ベルナール・ザンス)登場!

 「classicoでは、ウールのパンツは展開しないんですか?」恵比寿にてジュエリー・ショップを営む好青年とお話していた時のこと、彼にそんな問いかけをされました。ジュエリー・ショップという仕事柄カジュアルになり過ぎないコーディネートを心掛けている彼は、ジーンズに革靴という着こなしをする日が多い様ですが、たまにはスニーカーも履きたくなるそうなのです。「ウールのパンツがあったら、休日にしか履けないスニーカーもコーディネートできるんだけどな...。」ということでした。classicoではオープン以来、ジーンズやチノパンなどカジュアルなパンツ一辺倒で展開してきましたが、そう言われてみるとそろそろ自分もウールのパンツをはきたいなと思う様になりました。そんな頃に買った雑誌『2nd Vol.20 2008 11月号』も「チノ&グレーパンツ人気の理由」という特集号となっており、グレー・ウールパンツのカジュアルな着こなしも提案されていました。classicoで展開するとしたらどこのパンツがベストだろうかと、まずはその『2nd』をチェック。ショップ・オリジナルやドメスティック・ブランド、ディッキーズなども掲載されていました。この中で考えるとイタリアのトラウザース・ブランドのINCOTEX(インコテックス)が一番妥当な線なのでしょう。classicoという店名を付けているくらいだから、INCOTEXやROTA(ロータ)、G.T.A.(ジーティーアー)あたりのパンツを扱っても不思議ではないでしょう。実際にその3社のパンツは以前に愛用していたことがあります。でも、何だか自分の中ではしっくり来ませんでした。classicoはアメリカ物が中心というイメージが強いだろうと思いますが、本来僕自身の洋服の好みはイギリス&フランスなんです。イタリアの洋服は、選択肢から外れてしまうのです(カッコいいとは思うのですが)。ひとつだけ候補となるブランドが思い浮かんだので、そのパンツを扱っていると思われる僕の好きなショップに行ってみました。思った通り、そこには僕のイメージしていたパンツがありました。価格もイタリアの例の3社のパンツよりも買いやすく、僕の求める通りでした。展示会などで近くを通る度にそのショップに見に行って、自分の気持ちを確認しました。実際に試着をして気に入ったので購入し、愛用し始めたのです。上の写真で僕がはいているのが、その時に買ったパンツです。かなり短く見えますが、ショートパンツではありませんよ〜(カットした残りの生地でもう1本パンツができたとか、できなかったとか)。

 そのパンツは、フランスを代表するトラウザース・ブランドであるBERNARD ZINS(ベルナール・ザンス)のものです。ベルナール・ザンスとの出会いは約20年前。僕は当時、鷏金万という会社でハリス営業部に所属していました。もうひとつの事業部エミスフェール事業部では、定期的にベルナール・ザンスにパンツの注文をしていました。エミスフェール事業部の先輩達が愛用しているそのパンツに憧れて、僕も度々個人発注をしては愛用する様になっていったのです(当時はツータックが入ったトラッドなモデルが主流でしたが)。
 ベルナール・ザンスは、1967年にベルナール・ザンス氏によって創業されました。1960年代にアメリカに渡ったザンス氏は、最新の生産方法を学び、縫製機器を輸入しました。この時に手に入れた機械の一部は、現在でも活躍しているそうです。フランス北部のランスにある自社工場で生産されるトラウザーズは、フランスの伝統的なシルエットを忠実に守りながらも常に進化を続けています。現在ではフランス生産にこだわり続ける数少ないトラウザース・ブランドのひとつです。1970年代よりフランスの老舗メゾンのトラウザースを手掛ける様になりました。これまでには、パリのエミスフェールのほかにもオールドイングランド、マルセルラサンスなどの一流のセレクト・ショップやエルメス、イブサンローラン、ヨージヤマモトなど一流ブランドのパンツの製造を手掛けてきており、最高のファブリックと縫製技術には絶大な信頼が寄せられています。
 classicoで今回展開しているのはノータックのストレートなシルエットのモデルです。腰周りがジャストフィットして、腰から裾まで自然なラインを描きます。腰周りが緩やかでややテーパードに見えるイタリアのトラウザースとはちょっと違います。イタリアのトラウザース程セクシーではないかもしれませんが、美しいトラウザースであると思います。選んだ生地は僕が購入した比較的薄手のウール素材と同じものです。僕のと同じミディアム・グレーのほかに、カジュアルにも合わせやすいライト・グレーも入荷しています。先日ご紹介したINDIVIDUALIZED SHIRTSを合わせたオーソドックスな着こなしもいいのですが、上の写真の様に(ほとんど見えないけど)nisicaのデッキマンシャツを着たり、St.JamesのボーダーTシャツ、Mayo SpruceのフットボールTシャツ、FilMelangeのスエット・パーカ、Yarmoのドライバーズ・ジャケットなどを合わせたり、足下はCONVERSEのオールスター(僕のはちなみにヴィンテージのスエード・ブラックです)など、肩の力を抜いてコーディネートを楽しんでみてはいかがかな〜って思います。

 それが、僕がお薦めする新しいクラシコ・スタイルです。みなさまもいかがでごザンスか?

 BERNARD ZINS No Tack Straight Wool Trousers ¥24.150 Lt.Grey Size : 36(XS) / 38(S) 40(M) / 42(L)
 BERNARD ZINS No Tack Straight Wool Trousers ¥24.150 Md.Grey Size : 36(XS) / 38(S) / 40(M) / 42(L)
 
| 23:30 |
無印良品
 
 「無印良品 家具・家電・ファブリック2009 秋冬」カタログ、もうご覧になりましたか?

 無印良品との出会いは、今から23〜4年程前。僕は岩手県盛岡市にある岩手大学の学生でした。当時の盛岡には、開運橋近くに西武系の百貨店(といっても実際にはテナントビルという感じでしたが)ミドリヤがあり、確かその2階に上がったところに無印良品の売り場がありました。今から考えるととても小さな売り場でしたが、僕にとってその無印良品との出会いは衝撃的でした。シンプルなデザインの良質な日用品が手頃な値段で買えるというのは、これまでに無かった感覚でした。その売り場で買える商品は限られていましたが、ノートやファイル、寝具など僕の身の回りには徐々に無印良品のものが増えていきました。大学を卒業後、就職の為に上京して世田谷の豪徳寺に住んでからも、下北沢や渋谷西武 & 渋谷PARCO の無印良品に行っては、日用品を買っていました。横浜山下町に住んでからは横浜みなとみらいの無印良品に、鎌倉に住んでからは東戸塚の無印良品に行く機会が多くなり、部屋の家具も無印良品のものが増えていきました。無印良品というブランドの成長により、自分の暮らしに関わる日用品に占めるシェアが大きくなっていった様な気がします。クラシコをオープンすることが決まって北千住に引っ越しする際に、無印良品の家具はほとんど処分してしまいましたが、現在も家電や寝具の多くは無印良品のものを愛用しています。生活に必要なものを探していて、気に入ったものが見つからない時に頼りになるブランド、それが無印良品なのかなと思います。
 数ヶ月前、インテリア・スタイリストの作原文子さんからお声を掛けていただきました。秋冬の無印良品のカタログを作成する際、ディスプレイ用にクラシコの商品を使用していただくことになったのです。以前の無印良品のカタログは、無印良品の商品だけで構成されていたと思いますが、現在は活躍中のスタイリスト作原さんを起用した数ページを入れることにより、カタログにスパイスが加わりグレードアップしている様に思います。無印良品の商品だけで構成された暮らしだけではなく、各個人の暮らしの中への無印良品の取り入れ方を提案しているのかもしれません。感性豊かな暮らしをしている方にも無印良品を愛用して欲しいという願いも感じます。
 上の写真のページでは、無印良品のスタッキングシェルフに作原さんらしい素晴らしいディスプレイを展開しています。モノトーンを中心にしながら、所々に色が差し込んでありスパイスとして効いています。上から2段目には針原修「流木の鳥」、上から3段目左側には明治時代頃の山形平清水焼片口、下から2段目にはトナカイの角でできたネックレス、シェルフの右脇にも李朝の捏ね鉢や明治時代頃の古瀬戸の片口が飾られています。ほかのページを探してみると、古瀬戸の石皿や片口、17世紀のデルフトタイルを見つけることが出来ます。宝探しの様に、クラシコの商品達を探しながら楽しみました。

 無印良品は、今や世界にも進出しています。昨年の1月にパリに滞在していた時にも、急ぎで必要な日用品を無印良品にて買い求めました(割高ではありましたが)。困った時に頼りになるブランドとして、僕の生活には欠かせない無印良品。20年以上に渡ってお世話になってきたその無印良品の為に、今回はほんの少しでも恩返し出来た様な、そんな気がしました。そして、僕は目指します! 地元のみなさまが暮らしに必要なものを探している時に、ベストなものを提案できる、そんなショップを! いつの日にか、きっと。


P.S. スタイリスト 作原文子さんには、an anFIGAROに続きこの度もたいへんお世話になりました。ありがとうございます。
困った時のクラシコ! を目指しておりますので、今後共よろしくお願いいたします。
| 23:00 |
INDIVIDUALIZED SHIRTS


 新たなるスタンダード・モデルの誕生です! INDIVIDUALIZED SHIRTS Standard Fit、選ぶべきはRegatta Oxford、でしょ!

 INDIVIDUALIZED SHIRTS (インディビジュアライズド・シャツ)については、昨年の10月にもクラシコ・ブログにてご紹介いたしました。以下10.18.2009 クラシコ・ブログより抜粋。
 
 爽やかな秋晴れの休日、洗い晒しのお気に入りのシャツを軽やかに羽織って、のんびり散歩するのって気持ちいいですよね。現実的には、なかなかそんな時間も作れていないのですが。店休日の火曜日には、仕入れと展示会まわりで1日が終わってしまいます。特に9月から11月にかけては、来春夏に向けて洋服の展示会が毎週のように続きます。展示会まわりは、新しい出会いや発見、喜びもあり、楽しんでいます。でも展示会場では、感覚と集中力を研ぎすまさなければならないため、数件まわるとクタクタになります。せめてもの慰めに、展示会から展示会の移動の間を、お散歩気分で歩くようにしています。ちょっと寂しい話ですが。
 まだ、僕が前の会社に勤めていた頃のこと、ある信頼出来るショップ・バイヤーの方がこんな話をしていました。「展示会の時には、特別お洒落なカッコをして行くんじゃなくって、普段着ているカッコのままで行くんです。展示会でサンプルを試着した時にコーディネートをイメージしやすいし、シンプルな服に合わせた時にこそ、そのものの本質的な良さが見えるから。」その信頼できるバイヤーさんの影響もあり、洋服の展示会まわりの時はいつも同じ様な服を着て行きます。白のオックスフォードのB.D.シャツ、白のTシャツ、ジーンズかチノパンツ、コンバース オールスターなど。ほんとに普通ですよね。そして、そんな時のシャツは、INDIVIDUARIZED SHIRTSのオックスフォードB.D.シャツなのです。
 INDIVIDUAALIZED SHIRTSは、1961年アメリカのクラフツマンシップが多く残っていた時代、マンハッタンの対岸に位置する静かな町、ニュージャージー州アンボイにてオーダーメイドの専門ファクトリーとして創業しました。老舗シャツメーカーと言うには若いメーカーですが、シャツ製作に対するこだわりは創業以来一貫しており、特にカスタムメイドシャツの分野ではアメリカ国内シェアー1位を誇っています。2003年までは、B.D.シャツの原点を作り上げたBROOKS BROTHERSのカスタムシャツ部門を全て任されていました。現在もNYの最高級百貨店BERGDORF GOODMAN、SAKS FIFTH AVENUEなど、全米の高級紳士服専門店のカスタムシャツを手がけています。顧客リストの中にはブッシュ氏を含む歴代大統領やハリウッドスターやスポーツ選手などのセレブリティーが名を連ねています。
 classicoで扱っているモデルは全てClassic Fitになります。インディビジュアライズド社が創業当初から仕様しているパターンです。アメリカらしいパターンで程良いチェストのゆとりとウェストのシェイプが特徴です。オリジナルのパターンを基本としていますが、日本ではシャツを外に出しても着ることができるように着丈のみ短めに修正しています。裾はパンツの外に出して着やすいように前身頃がやや短めに、また中に入れても着れるように後ろ身頃が長めになっていますが、サイドから見た時に前身頃と後ろ身頃をつなぐその曲線がとても美しく、僕が気に入っている特徴のひとつです。ユニバーシティー ボタンダウンという衿型は、BROOKS BROTHERSに採用されていたものと同じ型で、衿の立ち具合やロール感が絶妙なバランスとなっています。シャツの芯地は水溶性に近い薄いライニングを使用しており、アメリカの古着のシャツの様なクタクタな洗い感が、時間をかけてシャツの表面に現れてきます。INDIVIDUALIZED SHIRTSにはたくさんの素材が使われていますが、最初の1枚にはやっぱりオックスフォードのホワイトがお薦めです。すでに同じ様なシャツをお持ちでも、着比べていただければその違いをを実感していただけることでしょう。

 INDIVIDUALIZED SHIRTSは、「たった一人の為だけ存在するシャツ」という意味を表しています。「私の作るシャツの完成度は90%で、人が着込んでいくことで100%になる。」これはインディビジュアライズド社 代表のJoe Blairの言葉です。

 INDIVIDUALIZED SHIRTS の Standard Fit は、今年の秋から展開が始まった新しいモデルです。ClassicFitと細身にシェイプされた Slim Fit のほぼ中間サイズになっています。見頃は細身ながら袖周りはゆとりを持たせてあるので、タイト過ぎず違和感なく着ていただくことができます。classico で現在展開中のオックスフォード素材は、 Regatta Oxford と呼ばれています。かつて使用し続けていたダンリバー社が無くなった後に、インディビジュアライズド社が開発したオリジナル素材です。ダンリバー社製のオックスフォード素材に一番近い素材感になっており、僕が最もお薦めする素材です。
 僕は Classic Fit のオックスフォード素材(今は無きダンリバー社製)を2色共に愛用中です。Classic Fit を着始めて2年以上、かなりの頻度で着ているので少しずつ傷み始めています。さすがに換え時かな〜と思ったら、Standard Fit を着ようと思っています。最近は、愛用のClassic Fit に GUNG HO Fatigue Pantsをコーディネートするのがお気に入りです。寒くなってきたら、「日々 17」でもご紹介したGUNG HO Camp Fatigue Trouvellerとコーディネートする機会も増えることでしょう。 ( Classic Fit も若干在庫があります。下に表記している色・サイズをご参照ください。)
 
 INDIVIDUALIZED SHIRTS をまだお持ちではない方、是非ご試着してみて下さい。必ずや期待に応える逸品ですよ。お薦めです!


 INDIVIDUALIZED SHIRTS Standard Fit Regatta Oxford ¥19.740 Color : White Size : 14 1/21515 1/2
 INDIVIDUALIZED SHIRTS Standard Fit Regatta Oxford ¥19.740 Color : Sax Size : 14 1/2、15、15 1/2
 INDIVIDUALIZED SHIRTS Classic Fit Regatta Oxford ¥19.740 Color : White  Size : 1515 1/2



| 07:00 |
FinePix F601 & 6800Z
 
 僕の愛機をご紹介します。FUJI FILM FinePix F601 & 6800Z、こんなんやけど、やっぱ好っきゃねん!

 と言っても、FinePix 6800Z(下の写真のカメラ)は手に入れたばかり。ほとんど使用していません。これまでクラシコ・ブログに使用した写真は、ほとんどFinePix F601(上の写真のカメラ)を使用しています。確か、新宿のマップカメラにて5年程前に2万円前後で購入した中古のデジタルカメラです。縦長の斬新なデザインに惹かれました。それ以来ずっとこのカメラを愛用しています。今やコンパクト・デジカメでも1000万画素以上が主流になっている時代ですが、こちらは310万画素の時代遅れなデジカメなんです。
 「ブログの写真、きれいですけど、どんなカメラを使っているんですか?」って、クラシコ・ブログをご覧いただいているお客様から度々聞かれる様になりました。その度に申し訳なさそうに「こんなんですけど...。」ってこの F601を差し出します。聞いてくるお客様もご自身でブログをやっていたり、デザイン関係のお仕事をしていたりする方だったりするので、僕の写真が少しでも上手くなってきたのかな〜って、思わず嬉しくなってしまいます(写真に詳しい方なら、「言う程上手くわぁね〜よ!」って言われちゃいそうですが)。その F601がこのところ急激に不調になってきました。撮る写真のうち何枚かに1枚は真っ暗になってしまい、やがては液晶画面までもが暗くなってしまいました。いよいよ寿命かなと思い、後釜のデジカメの購入を考えていました。カメラ精通している浅草の加藤兄ィなど下町仲間がお薦めする某デジカメを購入しようかと思い何度も中古カメラ店に通っては、決断できずに帰ってきていました。目白の自由学園で行なわれていたFOR STOCKIST展に行ったのはそんな頃。新潟から出展していたF/Styleのおふたり(五十嵐さん&星野さん)と久し振りにお会いして、星野さんとFinePixのお話しになったのです。以前、僕と同じ F601を愛用していたのは知っていましたが、やはり機能しなくなり使えなくなってしまったということでした。どうしたのかと聞いてみると、迷わず同じ F601を手に入れたのだそうです。そんな星野さんのお話を聞いて、そっか〜と思わず納得してしまいました。
 そんな僕ですが、数日後に血迷ってフィルム・カメラを購入してしまいました(某情報機関からスクープされてしまったので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが)。このフィルム・カメラについても、後日クラシコ・ブログにてご紹介する予定です(程々に使える様になってからかな...)。かなり格安で購入出来したのですが、意中のデジカメを購入するには更に気持ちが重くなってしまいました。そんな時に思い出したのは、星野さんの話。星野さんと同じ選択をする方が自分らしいのではないかと考え直したのです。実際に F601を手に入れようとあれこれ調べてみたところ、自分が大きな勘違いをしていた事に気付きました。ずっとポルシェ・デザインによるデジカメだと思い込んでいた F601は、本当はそうではなかったのです。僕が自分のデジカメを語る時に「こんなんだけど、ポルシェ・デザインなんですよね〜。」と幾度言ってきたことか。嘘つきでした。皆様ゴメンなさ〜い。そして、更に調べてみるとF601の流れを汲むデジカメの中にポルシェデザインによるモデルがあることが分かりました。そのひとつが FinePix 6800Zだったのです。正直なところ、F601のデザインの方が僕的には好みでしたが、性能が格段にアップしていることと、実際にポルシェ・デザインによるデジカメであることから、結局 6800Zをゲット!しました。 上の写真は 6800Zにて F601を、下の写真は F601にて6800Zを撮った写真です。同じ場所で同じ光で撮っても、微妙に色合いが違っています。F601も休ませながら愛用することで、写真を撮ることができる程に回復してきました。数年後に意中の某デジカメを手に入れるまでは、この6800Zをメイン機として愛用しながら F601も時々活用していこうと思っています。

 最新のデジカメの美しさも、携帯電話で撮る写メのお手軽さも魅力ですが、こんなちょい古なデジカメを味わってみてはいかが?

| 23:00 |
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