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Miyuki Hatakeyama with Jesse Harris


 歌の女神(ディーバ)との再会! 久し振りに酔いしれました。Miyuki Hatakeyama with Jesse Harris in Blue Note TOKYO!

 僕がこれまでライブに足を運び、最もたくさんの生歌を聴いたヴォーカリスト、それは畠山美由紀さん、僕の最も愛する女性ヴォーカリストなのです。
 出会いは代官山ボンジュール・レコードでした。僕が勤めていた代官山のショップの近くにあったこともあり、ランチを早くすませてよく立ち寄ったものです。気になるCDを試聴したり、購入したりしていました。当時のボンジュール・レコードでは、Port of Notesをはじめクルーエル・レコードのアーティストの作品をリコメンドしていました。Port of NotesのCDは、そのジャケットが放つオーラに惹かれていたのですが、すぐには飛びつきませんでした。何度か足を運ぶうちに聴かずにはいられなくなり、ついに試聴してみました。その作品から発する独特な世界観に魅了され、購入したのが"Complain Too much"でした。"Complain Too Much"は、当時勤めていたショップのBGMとして何度聴いたことか、数えきれない程聴きました。"Complain Too Much"でPort of Notesの虜になった僕は、それ以前にリリースされていたCDもすぐに購入しました。そして、間もなくクラブ・クワトロで行われたPort of Notesのライブを見に行き、美由紀さんの生の歌声を堪能したのです。
 それからというもの、Port of Notesのライブにはたくさん行きました。西麻布イエロー、新宿リキッドルームは2回、那須のSHOZO CAFEでのライブ、タワーレコードでのインストアライブは数知れず。ほかにも青山CAYでのDouble Famousのライブ2回など。代官山のショップに勤めていた時には、月に6日程のお休みをいただいていましたし、事前にお願いしておけば休暇を取ることも出来ました。だから、ライブに合わせて予定を組むことができたのです。classicoをオープンしてからはずっとひとりで運営していますし、店休日もほとんど外回りの仕事になるので、ライブなども諦めていた部分がありました。
 
 ある店休日の日、展示会まわりの空き時間に青山のスパイラル・レコードに立ち寄りました。ここはセンスのよいセレクトが評判のレコードショップで、青山界隈に来るとよく立ち寄っています。その日はPort of Notesのライブアルバムが目に留まり、試聴させてもらいました。僕の大好きな曲ばかりで、とても素晴らしいアルバムでした(最近はclassicoでよく聴いています)。その時に、このCDを購入したのですが、ちらっとあるチラシが目に入りました。畠山美由紀さんとジェシーハリスのライブのチラシでした。3/31(火)ブルーノート東京!「えっ、火曜日だったら、行けるよ!」って心躍りました。すでに予約が開始されていたので、もう無理かな〜と思ったのですが、「善は急げ!」とその足でブルーノートへ直行しました。運良く予約を取ることができたのです。あの時にスパイラルレコードの行かなかったら、きっとこのライブがあったことすら知らずにいたかも知れません。

 ライブ当日、3/31(火)も仕入れ、展示会とあちらこちらを走り回り、夕方から一段落。大好きな古民藝のお店や気になるショップを見て回ったり、カフェで寛いだりして過ごしました。友人と待ち合わせて軽く食事を済ませ、いざブルーノート東京へ。久し振りのライブに心が高鳴ります。ブルーノート東京の真ん中テーブル席の比較的前の方に座ることができました。ハイネケンで乾杯し、開演を待ちます。そして、待ちに待った美由紀さんとジェシーの登場。今回のライブは美由紀さんとジェシーふたりだけのライブです。演奏はジェシーが奏でるアコースティック・ギター、エレキ・ギター、バンジョーのいずれか。ジェシーはその曲ごとに弦楽器を肩に掛け替えながら演奏を続けます。そして、美由紀さんが、時に穏やかに優しく、時には熱く心を込めて歌います。ブルーノートという場所柄とこの演奏形態もあってか、大盛り上がりすることはなかったのですが、とても素晴らしい時間でした。成熟したおとなのライブという感じでした。初めて見たジェシーは、風貌とファッションからアメリカのカントリーボーイそのものという感じで、ギターやバンジョーを奏でる姿は、とても生真面目で素朴な音楽青年という印象でした。饒舌に語るのではなく、一言一言噛み締めながら語りかける様な感じで、一音一音をとても大切に奏でていました。計り知れない才能を持ちながらも自惚れることなく大地に足をしっかりとつけて生きている、真摯な姿勢が伝わってくるジェシーがますます好きになりました。世界を代表とする大都会ニューヨークに住みながらも、掛け替えのないもの、自分自身をきちんと見据えながら、ジェシーはこれからも歩んでいくことでしょう。

 これまで僕が見た美由紀さんが歌うライブはどれも素晴らしかったのですが、今回のブルーノートのライブは、かつて見た那須のSHOZO CAFE LIVEに匹敵するような忘れられないライブとなりました。そして、いつの日かSHOZOさんでのライブの様に、classicoが主催するPort of Notesライブを実現することが出来たら...と、ずっと思い続けている僕の夢のひとつであります。
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| 23:30 |
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