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Straw Basket


Cyperus(シペラス)は、北中アフリカなど熱帯、亜熱帯地域原産の常緑性多年草、湿地性の水辺の植物です。10年程前からほぼ欠かさずに育てている僕の一番好きな植物です。毎年春になると株分けして植え替え、繁殖させていました。

太陽と水を好み、生命力と繁殖力が強く、すらっと伸びた茎の先に放射状の葉を広げます。
classicoの入口前に鉢を並べて、陽に当てながら水をあげていると、道行く人々に「涼しげですね。」と声を掛けられたりします。



今年の春、あるひと株の放射状の葉の真ん中から、小さいシペラスが伸びているのに気付きました。シペラスの赤ちゃんという感じでした。長年育てていてもこんな事は初めてでしたし、大切に育てなくてはと思いました。

赤ちゃんの部分は大切にしたまま、親の付け根の部分から苅り採り、茎と放射状の葉先をカットして、残った葉の中心部分を用土で包む様にして植え込みました。今では、株を増やしながらすくすくと育っています。一番上の写真、左側のシペラスになります。

古くなって葉先が茶色くなってしまった株は、いつも付け根から苅って捨てていましたが、捨てるのをやめて、水を溜めた容器の中に葉の部分だけを浸して様子を見る事にしました。しばらくすると、幾つかの葉の真ん中からシペラスの新芽が生えて来ました。
やがて放射状に葉先を広げて赤ちゃんシペラスになったのです。同じ様に大切に植え込み、すくすくと成長しています。
一番上の写真、真ん中のシペラスになります。

こうして、古くなったシペラスも活かして繁殖できる事を学びました。下の写真の様に水に浸して成長させています。



最近、ケニアのストローバスケットが入荷しました。一番上の写真のバスケットです。
ストローというと通常麦わらを表すのでしょうが、これはシペラスで出来ています。
シペラスの茎はストロー状になっているので、ストローバスケットと呼ばれるのでしょう。
茎を半分に割り、乾燥させたものを編んで作られます。

水と太陽の恵みだけで繁殖するシペラスは、光合成により二酸化炭素を取り入れ酸素を生み出します。
酸素を生み出したシペラスはやがて刈り取られ、ケニアの人々の手によりバスケットに編まれます。
作られる過程を考えると、こんなに安くていいのだろうかと思ってしまいます。

アメリカのテラパックス社は、環境問題に積極的に取り組むブランドとして活動し、アウトドアのバッグ類を作っています。
勿論その活動は素晴らしく、沢山の人々に評価され愛されています。classicoでも幾つかのバックを取扱いしています。

アフリカの人々の暮らしの中で培われてきたものは、自然のものを活かして作られてきました。
作る過程で環境を破壊するわけでもなく、そのもの自体が有害なゴミとなるものでもありません。
評価を受ける事はなく、評価を求めて作っているわけではないと思いますが、環境に配慮したクラフトなのです。

何気なく見過ごされてしまうストローバスケットですが、大切に伝え、見直していきたいクラフトのひとつです。

ケニア ストローバスケット ¥1.575
| 16:31 |
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