今日は火曜日・店休日。午後から舎人ライナーに乗って江北へ...。Original Shoes and Sandals nakamuraにて1足オーダーしました。
Original Shoes and Sandals nakamuraは、中村隆司さん・民さんご夫妻が営むブランド。以前はclassicoと同じく谷中2丁目(現在の谷中キッテ通り)にショップがありましたが、中村さんご夫妻にお子さんが産まれたりしたこともあって、ご自宅に近い足立区江北に移店しました。1階に工房、1階にショップがあり、オリジナルの靴とサンダルを製作、販売、卸売り業務まで幅広く行っています。
中村さんご夫妻には、本当にお世話になりました。classicoをこれまで続けてこれたのは、中村さんご夫妻のおかげと言っても過言ではありません。中村さんご夫妻と出会ったのは、かれこれ20年程前のことになります。当時僕が務めていた代官山のショップに中村さんが自作の靴を売り込みに来たことがきっかけでした。その場に僕は居なかったのですが、そのショップオーナーが、僕たちが開催している展示会に参加してみませんか?とお誘いし、急遽参加することになったのです。以来、僕たちのショップ(後に会社を設立)が毎年2〜3回開催していた展示会に毎回中村さんも参加することになり、中村さんご夫妻との交流がより一層深まっていきました。
僕と中村隆司さんは同い年、学年も同じです。僕は岩手で育ち、岩手の大学に通い、卒業後に上京。中村さんが愛知で育ち、愛知の大学に通い、卒業後に上京。育った場所は違えども、年齢や田舎育ちという境遇も近く、意気投合する部分がありました。僕が独立開業をすることになった時に中村さんが色々と協力してくれました。僕がお店を開く場所として谷中を勧めてれたのも中村さんでした。
中村さんには物件探しにも何度か付き合っていただきました。結果、現在classicoがある物件を契約することになってからも適切なアドバイスをいただきながら、なんとか2006年8月にclassicoをオープンすることができたのです。オープンしてからは、中村さんのお店の顧客さんをたくさんご紹介いただきました。もともと縁がなかった土地で、ひとりでお店を営む僕にとっては、中村さんご夫妻のお力添えが、どれだけ心強かったことか...。おかげさまでclassicoは、もうそろそろオープンしてから13年を迎えようとしています。
千草から、何度も中村さんのお店に久しぶりに行ってみたい(きっとnakamuraの靴をオーダーしたい!)と言われていたので、千草が東京に来るタイミングで一緒に行くことになっていました。今日の午前中、千草が用あって東京に来ることになっていたので、千駄木で合流。一緒に用事を済ませてから江北にあるOriginal Shoes and Sandals nakamuraのお店に行ったのです。1階の作業場に居た中村さんご夫妻に挨拶をして、一緒に2階へ...。お店を訪れるのは2回目。おそらく8〜9年ぶり?靴のモデルも革の種類も色合いもバリエーションがかなり増えていて、びっくりしました。前から知っているモデルもちょっとずつマイナーチェンジしていることも知りました。クオリティーを向上するための努力を怠ることなく続けているのだと、改めて感心させられました。千草がオーダーしたのが、サイドゴア入りのチャコールグレーのサボ。以前のサボより大人っぽく、フェミニンに進化したモデルです。数ヶ月後には完成して受け取ることになります。僕も欲しい靴があったんですけどねぇ〜。今回は我慢しました。僕の分は次回のお楽しみとしておきます。
Original Shoes and Sandals nakamuraの靴・サンダルは、全国有数のセレクトショップのバイヤーさんからも高い評価を受けています。ショップに足を運んでいただければ、メンテナンスやソール交換など極め細やかな対応もしていただけるので、長きに渡って快適にご愛用いただける靴・サンダルなのです。モデル、革質、色合い、サイズなど、幅広い選択肢の中から選んで、オーダーすることができますよ。オーダーしてから完成までには数ヶ月待たなければなりませんが、数ヶ月待つだけの甲斐がありますから。保証します。Original Shoes and Sandals nakamuraのショップは日暮里あるいは西日暮里駅から舎人(とねり)ライナーに乗り換え、江北駅で降りて徒歩5分程。気になる方は、是非!Original Shoes and Sandals nakamuraのお店に(TEL確認要です)足を運んでみてください。
Original Shoes and Sandals nakamura 東京都足立区江北4-5-4 2F Tel : 03-3898-1581 Open : 11:00〜18:00 Close : 日・月曜日
「ELLE DECO」 No.85 AUGUST 2006(エルデコ日本版 2006年7月上旬発売)は、とても刺激的でした。
classicoをオープンする1か月程前だった事もあり、自分の目指すショップの見本がここにある!とドキドキしながら読みました。
「英国で見つけた、なつかしい生活道具」という特集で、イギリスの幾つかのショップが紹介されていました。
中でもBaileysとLabour and Waitの2店舗は、僕の理想とするショップのイメージにかなり近かったのです。
2007年秋、Baileysの商品を日本で取扱いしているるvivo va!さんと出会いました。
イメージしていた通り、シンプルでお手頃なヨーロッパの日用品の数々。早速展開する事になりました。
2008年1月中頃、10日程お店を閉めてイギリスとフランスに行ってきました。
アンティークや雑貨の仕入れが主な目的でしたが、憧れのショップBaileysとLabour and Waitを訪れる事も大切な目的のひとつでした。そして、そのどちらも実現する事が出来ました。(Labour and Waitについては、また別の機会にご紹介いたします。)
当時、姉夫妻がイギリスのミルトンキーンズという郊外の町に住んでおり、イギリス滞在中は姉夫妻の家にお世話になりました。
ロンドンの仕入れは、僕ひとりで電車や地下鉄を乗り継いで廻りましたが、郊外の小さい町は、姉が車で案内してくれました。
郊外のアンティークショップはロンドン市内にはない掘り出し物が眠ってます。思わぬ出会いがあったりしてとても楽しいです。
Baileysは、姉夫妻の家から車で3時間もかかる場所にあり、行くことが出来なくても仕方がないと諦めかけていましたが、義理の兄が会社を休んで連れて行ってくれました。義理の兄には、いつもお世話になってばかりです。感謝の気持ちで一杯です。
イギリス中部のミルトンキーンズから西へ向かい3時間、もうすぐウェールズという場所にBaileysはあります。
周囲には住宅もほとんどなく、のどかな牧草地が広がっています。
マークは大工の見習いをしながら好きなものを買い集めて、17歳の時に古道具屋を始めました。
やがて広大な古い農場を買い取り、内装をリフォームしてBaileysとなりました。
ベイリー夫妻の絶妙なコンビネーションが、現在の成功へと繋がったのだそうです。
マークと息子のベンがアンティークの仕入れを、インテリアデザイナーの経験があるサリーがヨーロッパの日用品を仕入れています。
「モノとの出会いが好きなんだ。いいモノは時代を越えて生き残っているから、歴史を身につけている。そんな商品は、いつ、どこで、どんな人が作ったかわかるものだよ。正直なんだ。だから僕たち売る側も正直でありたい。商品は正直であるべきだと信じるから。」
実際にたどり着いたBaileysは、期待を裏切らない素晴らしいショップでした。
広大な面積、莫大な商品量にもかかわらず、店内はきれいに清掃されていて、それぞれの商品が生きるディスプレイがされています。ひとつひとつの商品に対する愛情が伝わってきます。
ヨーロッパ各地から集められた日用品、ガーデニング用品、アンティークの家具やクロス、道具類など、無駄がないシンプルなモノばかりです。しかも良心的な値段で販売されています。スタッフはシャイな雰囲気ですが、とても感じがよく気持ちのいい接客をしてくれます。
1月のイギリス、冷たい雨が降るあいにくの天気でしたが、Baileysには沢山のお客様が集い、心地よくゆったりと寛いでいました。
僕たちも買い物を満喫した後、カフェスペースで美味しいオーガニックランチを楽しみ、気持ちのいいひとときを過ごしました。
いつの日にか、classicoもこんなショップに成長できたら....と夢見ながら、帰途につきました。
ロンドンからは車で2時間半もかかる不便な場所ではありますが、行ってみて後悔しないショップだと思います。
コッツウォルズも比較的近いので、コッツウォルズ観光を楽しみながらゆったりとイギリスを旅するのもお薦めですよ。
Baileys ~ whitecross farm, bridstow, herefordshire HR9 6JU
「ELLE DECO」 No.85 AUGUST 2006(エルデコ日本版)より、一部文章を引用いたしました。
「ELLE DECO」N0.98 OCTOBER 2008(エルデコ日本版)最新号P100~P107にベイリー夫妻の自宅等が紹介されています。
Baileys商品の一部を紹介します(手前左から 〜 奥右へ)。
kids dustpan & brush ¥2.940 ドイツの子供用お掃除セットです。上等なブラシと琺瑯のちりとりです。
cotton floor cloth ¥735 一番人気のイギリスのフロアマット。ひとり暮らしには丁度いいサイズです。
handmade herb shears ¥2.940 スエーデンの職人さん手づくりの鋏です。とても味わいがあります。
slate black board ( s / m / l ) ¥997 ~ ¥1.890 イギリスの両面使える黒板です。3サイズあります。
paint kettle ¥2.625 イギリスのペンキ用バケツです。何に使うか考えるのも楽しいです。
scented candle (fig / orange blossom / jasmine / thyme / mown grass ) ¥3.150 Baileysオリジナル、自然素材のキャンドル。
linen water ( lavender / english rose ) ¥2.625 Baileysオリジナル、自然素材のリネンウォーターです。
詳細はこちらをご覧下さい。www.vivova.jp/products/productstop.htm
⇒ classico (10/06)
⇒ 中川 千葉留 (10/06)
⇒ classico 高橋 隆 (12/23)
⇒ 伊藤良平 (12/22)
⇒ classico (08/08)
⇒ 野田恭弘 (08/07)
⇒ classico (01/10)
⇒ 猪俣芳浩 (01/07)